
学校長挨拶

校庭にようやく咲き始めた桜を眺めながら、ようやく訪れ始めた春に心躍ります。心まちにしていた春の訪れとともに平成29年度は淑徳高校に夢と希望を持った177名の新入生を迎える事が出来ました。
本校は今年で創立93年を迎えました。
長い歴史と伝統を振り返りながら、私学の役割は何か、そして淑徳高等学校としての存在価値は何か、その原点と基本を見つめ、大切なものを守り続ける強い意志と使命感を持ち歩んでいきたいと思います。
創立者の目指した学校は、人を育て「ひとり立ちできるウデと知恵」を目指した実学教育でした。今もその伝統を守り、心を磨く教育を行う・学ぶ力をのばす・社会人基礎能力の修得を教育目標に掲げています。
その中でも、校訓『感恩先苦』は人生の心の指針として生徒達に日々の実践を求めています。
『感恩』とは、森羅万象すべてのものに恩恵を受けて今の自分がいる事を感じる事。その形となるものが「ありがとう」という言葉を持つ事です。
『先苦』は、人生の中で直面する苦は成長へのメッセージを持ってやってくること。
だからこそ先んじて苦に向き合いその意味を知る事は喜びであって苦しみでないと気づくこと。
人生において失敗や挫折はつきものです。その学びが大きな成長につながってゆきます。
生徒達に限らず大人も同じ、失敗あり反省ありの毎日です。悩み苦しみがあっての成長です。子供であっても大人であっても年老い命途切れる瞬間まで人として学び、成長し高め合う存在でなければならないし、そんな人生を歩んで欲しい。
私達教職員一同、そんな「人を育てる」視点を持って、学び創る輝き☆煌めきのある学校を生徒と共に創ってゆきたいと思います。
本年度も何かとお世話になると思いますが、宜しくお願い致します。
学校長 山口 剛